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1.はじめに

本書には人気企業が最近取り組んでいる技術や商品・サービスのキーワードが満載です。

これらのキーワードは、企業の研究開発や戦略立案の場面で実際に利用される、各社の特許データ、商標データを分析して抽出しています。

これらのキーワードは、企業の採用担当者が重視する「志望動機」に使えます。採用担当者に響く志望動機を考えるのは大変です。しかし、その企業が最近取り組んでいる技術やサービスのキーワードを知ることができれば、それを起点にして自分の志望動機を具体的に落とし込むことができます。

また、本書は企業研究としても最適です。本書では、企業の最近の技術や商品・サービスのキーワードばかりでなく、企業が日頃関係を密にしているパートナー企業や大学なども知ることができます。インターネットで調べれば、企業がニュースリリースを出していることがあり、パートナーと何をやっているのかを具体的に知ることができます。

さらに、本書では業のグローバル度も知ることができます。グローバルに活躍したいと思っても、企業がどれだけ海外に力を入れているかを知るには限界があります。本書では定量的な数字でその度合いを知ることができます。

就活生のみなさんが、本書を活用し、希望する企業から内定を勝ち取り、充実した社会人生活のスタートが切れることを願ってやみません。

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2.本書の使い方 ~具体的な活用事例~

(1)Aさんの場合(トヨタ自動車)

下図にトヨタ自動車の最新の発明の注目キーワードの抜粋を示します(2018年入社対応版)。難しそうなキーワードもありますが、すべてを理解したり、調べたりする必要はありません。自分が興味を持ったキーワードのみに着目して、それをインターネットで調べてみましょう。例えば、「運転支援装置」に興味を持ったとします。

「トヨタ自動車 運転支援装置」でネット検索してみると、衝突回避など、トヨタの安全に関わる最新技術の情報がたくさん出てきます。自動運転に向けて、トヨタが2016年1月にMIT、スタンフォード大などと人工知能を研究する子会社を設立したという情報もあります。

以上を踏まえ、次のような志望動機があるかもしれません。

トヨタ自動車の志望動機の一例

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私は貴社の運転支援システムを世界に広めることで、先進国が今後、本格的に直面する高齢化社会に貢献したいと考えています。

私の父の実家は山形の田舎にあり、祖父母が暮らしています。公共の交通機関がないため、買い物や病院に行くときには必ず祖父が車を運転しなければなりません。高齢者が運転をするには、運転支援システムが欠かせません。海外であればもっと深刻な問題です。近い将来、自動運転が実現すれば、高齢者がより安全で安心に買い物や病院に行けるようになります。

貴社は自動運転に向けてMIT、スタンフォード大などと人工知能を研究する子会社を設立するなど先進的に研究開発を進めています。運転支援システムに精力的に取り組んでおられる貴社で、高齢化社会を支える重要な自動車を世界中に提供していきたいと考えております。

仮に入社できた際には、マーケティングの部署にて、先進国の高齢者が悩んでいる実態について調査し、より安全で安心な運転支援システムの実現に貢献したいと考えております。

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(2)Bさんの場合(三菱東京UFJ銀行)

下図に三菱東京UFJ銀行の最新の製品・サービスの注目キーワードの抜粋を示します(2018年入社対応版)。難しそうなキーワードもありますが、すべてを理解したり、調べたりする必要はありません。自分が興味を持ったキーワードのみに着目して、それをインターネットで調べてみましょう。例えば、「Innovation Lab」に興味を持ったとします。

「三菱東京UFJ銀行 Innovation Lab」でネット検索してみると、三菱東京UFJ銀行がオープンイノベーションの推進・加速を目的として「イノベーションラボ」開設という情報があります。さらに三菱東京UFJのイノベーションへの取り組みを調べると、Finance(金融)とTechnology(技術)を合成したFinTech(フィンテック)という造語があり、ICTを活用した新発想の金融サービスに注力していることがわかります。また、日本初「FinTech Challenge」ハッカソン(プログラム開発やサービス考案を競う)というイベントを開催したようです。

三菱東京UFJ銀行の志望動機の一例

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私が貴行を志望する理由は、FinTechに取り組むベンチャー企業の成長を支え、金融のイノベーションに貢献したいからです。

私は大学3年のときにITベンチャーでインターンの経験をしました。そこでITには無限の可能性があることを知りました。特に金融業界は、イノベーションの宝庫であると感じました。また、イノベーションには知恵と資金が必要というのも実感しました。その時から、自分が銀行の立場で、金融の知恵と資金の橋渡しをすることに興味を持つようになりました。

貴行は日本で初めてハッカソンと呼ばれるFinTechイベントを行ったり、Innovation Labを開設するなど、金融のイノベーションに精力的に取り組んでおられます。貴行でなら、FinTechに取り組むベンチャー企業が成功するためのパートナーになれると考え、貴行を志望しております。

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3.コンテンツの説明

■発明の注目キーワード

企業が取り組む最新の研究開発動向を示すキーワードが掲載されています。今や、既存のビジネスだけで生き残れる企業はほとんどないと言っていいでしょう。そのため、各社は、いろいろな新規事業を模索しています。志望企業で、あなたの興味のある分野が見つかるかもしれません。この章は、各社の特許データを分析し、作成しています。

■製品・サービスの注目キーワード

企業が最近リリースした、もしくは、これからリリースする製品・サービス名が掲載されています。新しい製品やサービスを知ることで、企業の具体的な取り組みが分かります。意外な製品のシリーズが分かったり、次に狙っているターゲット市場が見えてきたりします。この章は、各社の商標データを分析し、作成しています。

■パートナー戦略を知ろう

企業は、単独でビジネスを行うことは困難です。多くの場合、ビジネスパートナー企業が存在しています。志望企業のビジネスパートナー企業は一体どこでしょうか。それを知ることで、企業の本当の姿が浮かび上がってくることでしょう。ぜひビジネスパートナー企業の企業研究もしてみてください。この章は、各社の特許データを分析し、作成しています。

■グローバル戦略を知ろう

志望企業のビジネスは、国内だけで行われているでしょうか。それともグローバルに展開されているでしょうか。グローバルと言っても、欧米中心ですか。それともアジアに大きく広げているでしょうか。最新の研究開発の成果を、どこの地域に広げようとしているのかを知ることはとても重要です。この章は、各社の特許データを分析し、作成しています。

■参考資料①

参考情報として、以下の収録があります。

■各社の特許出願件数の推移

■各社の発明者数の推移

■参考資料②

参考情報として、以下の収録があります。

■各社の発明者(実名)の特許出願ランキング

■各社のコーポレートスローガン

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